私と父の食べある記

私は18歳です。そして父が58歳。その私と父が今まで生きてきて、一人でまたは二人で、または友人たちと食べてきたものを紹介して行きたいと思います。主に外食がメインとなりますが、自分で作ったものや家での食事などもたまには織り交ぜるかも知れません。宜しくお願いします。

 父が育ったのは千葉県船橋市の山側の街です。50年ほど前には、外食をする店は数えるほどしかなく、家での食事が主でした、父は母が作る料理はほとんど美味しく頂いていました。

 そんな中で、一軒のラーメン屋ができました。その店は「珍来」という店で、手打ちラーメンという看板を上げた店でした。当時小学生の父には凄く魅力的な名称でした。父や家族たちははラーメンなど食べるのは、インスタントラーメンを家で頂くくらいなものでした。だから食べたいなと思っていたそうです。そして手打ちという言葉にもなんとなく惹かれていたと言います。初めて父たちが食べたのは多分家族で行った時だったと言います。初めての手打ちラーメンは父には衝撃的だったと言います。一杯600円のラーメンは、美味しさもありますが、手打ちという言葉に凄く惹かれていたのだと思います。インスタントラーメンと違い、麺が少し太く、縮れていてスープとの絡みがよく、噛み応えがあり、またスープも複雑な味がして麺と絡み合い、大変美味しいと感じたと言います。

父曰く、今でこそラーメン屋は色々と全国のラーメンをどこにいても食べることができるようになりましたが、本当に当時は違う土地のラーメンを味わうことなど出来ない状況でしたので、新鮮でもありました。 父が味わった初めての手打ちラーメンの店は実は街の中華料理屋さんで、ラーメンも旨かったですが、チャーハン餃子が人気があり、かつ美味しい店です。今でもここのチャーハンはパラッと仕上がっており、凄く美味しい王道のチャーハンです。一杯が700円。また、炒め物が美味しい店は中華としては本格的だと思います。そして、ここの餃子もニンニクが効いた大き目の餃子で大変美味しいです、そこの社長はこれで儲けたのか、ベンツという高級車に乗っているというのも有名な話でした。今もなお、場所を動くことなく、店を続けています。私もたまに行き、今ではチャーハンと餃子3個を頼んで食べます。また、餃子とライスを頼むことも私の中で増えてきました。ひょっとすると餃子+ライスが本当の王道かつベストな組み合わせなのかも知れません。                      

またこの店には煮込みなどのつまみもあるので、父は、車の運転をしない時には酒を飲むこともあります。中華をつまみに酒を飲むのも良いものです。 

父は中学の頃、部活でしょっちゅうお腹を空かせていたと言います。そんな中、牛丼の吉野家が津田沼駅に出来ました。ちょうど駅前に出来たので、部活の練習試合に行った帰りにしょっちゅう牛丼を食べたと言います。動いた後なので、物凄く腹を減らしていたので、物凄く美味しく感じたそうです。父は当時も今も牛丼の並盛に生卵を割り入れて、紅しょうがをたっぷりと乗せてどんぶりを左手に持って箸を使って掻き込むように食べます。当時は350円~400円位だったと言います。

 父は大学に入るとラーメンを食べに行く機会が増えて来ました。父が通っていた大学は国分寺という東京の西側にあり、その通学途中に荻窪という駅があり、そこには美味しいラーメン屋がひしめいていました。ラーメン激戦区と呼ばれ、結構な数の有名店がひしめいています。その中に「丸福」という店があり、父はそこの大ファンでした。醤油味の複雑な味のスープが特徴で一度食べると病みつきになってしまうラーメンで、いつも行列が絶えない店だったそうです。上の画像の玉子そば大盛670円というのをいつも注文していたそうです。醤油を基調としたラーメンなのですが、その中に複雑な旨味があり、なんか惹かれてしまい、病みつきになり、週に2回は通っていたと言います。いつだったか並んでいるとアダモちゃん(島崎敏郎氏)が並んでいて、普通に美味しそうにラーメン大盛を食べてたそうです。でも今ではもう丸福はなくなってしまいました。丸福の玉子そばは、父の青春時代の食べ物だと、父がしみじみと言います。

 更に荻窪には「春木屋」という超有名店があり、そこのラーメンも父は好きでした.私も父に連れられて一度行きましたが、大変美味しく、荻窪のらーめんの虜になりそうです。そこも醤油をベースにしたラーメンで、濃い目の中華そばが美味しく、満足させられる味でした。当時は中華そば900円ほどでした。少し高めの値段設定でした。当時のこの近辺では子供が誕生日に何を食べたい?と聞かれて春木屋さんのラーメンが食べたいという子供もいたそうです。店主の談話より

荻窪では丸福・春木屋の2件が父の好みでした。春木屋は代替わりはしましたが、今でも人気を誇っているラーメン屋で商売を続けています。

 また、当時、国分寺の駅の北口を下りるとガキ大将という居酒屋があり、そこはビールの大瓶が一本290円という凄い価格で飲むことができたと言います。。そこで父は大学の仲間とビールをたらふく飲んだことが何度もあるそうです。父は大学の飲み会の後、家に帰るのですが、大学は国分寺にあり、家は千葉なので、帰りは中央線で帰りますが、何度か東京駅で寝ていて折り返していしまい、国分寺に戻ってしまったならばいい方で、高尾駅ではっと目覚めて終電がなくなり、高尾駅の自転車置き場で夜を明かした経験も何度となくあるそうです。

 通学途中の新宿には、「桂花」というラーメン店もあり、好きな店でした。ここは熊本ラーメンという濃い目の豚骨ラーメンで、豚骨を徹底的に煮だして旨味を引き出したラーメンで、ここも中毒性がある美味しさです。当時は570円で食べれましたが、今は900円ほどでしょうか。私も大学の授業が終わり、時間があるときに行きましたが、すごく惹かれるラーメンでした。大好きになりました。白濁したつゆにほのかな塩味がいいアクセントとなって、大変美味しいと感じました。

 また、父は中学時代の剣道部繋がりの仲間とキャンプに行くことがあったそうですが、その際に福島県の喜多方に行ったそうです。喜多方もラーメン屋が非常に多く、街に数十件ほど当時もありました。父たちははその中でも「まこと食堂」というラーメンにはまり、父は大学時代に5回ほど脚を運んだ思い出があるそうです。当時初めて行ったのは仲間と夜中に車を走らせて、まこと食堂の始まの7時に店に気合を入れて入り、ラーメンを食べたと言います。朝でお腹を空かせて行ったという事も勿論あると思いますが、その醤油ベースの味わいは今までに味わったことのない複雑な見事な味だったそうです!!! 気合を入れて朝7時オープン時に男7人で入り、店の主人に千葉から食べに来ました、と話すと、こいつは嬉しいね。気合が入ります!と言って作ってくれたそうです。

父の初めての喜多方のラーメンは前述の「まこと食堂」の後に[坂内食堂」という店と、「上海」という店をはしごして、あの朝はラーメン3食、お昼に2食を食べた思い出が私の中に色濃く残っているそうです。一日でラーメン5食!!!わが父ながら変態ですね。

父はその後一人でもラーメンを食べるためだけに喜多方には数度足を運んでいると言います。

 また、我が町船橋のラーメン店を紹介します。船橋の市場通りにある、「こまつや」です。ここは夫婦でやっているラーメン屋で醬油をベースにしたラーメンで、玉ねぎのみじん切りが大量にスープに入っているのが特徴のラーメンです。味も旨かったのですが、ラーメン一杯が350円で、チャーシュー麺が450円で当時大学時代に食べられました。衝撃的な価格でした。ここのラーメン屋は夏に1か月ほど休みを取っていたのですが、その理由は、何と夏には海の家で屋台でラーメンを売っていた!!!という事を知人から聞き、そうだったのかと納得した次第です。今でもやっているようで、古き良き父の青春の味だそうです。

 また、千葉県の竹岡にある「梅乃屋」というラーメンも結構好きでした、ここは父に連れられて釣りに行った帰りに父と何度か行きました。醬油ラーメンで、地元の醬油をお湯で割ったという醬油の旨味が勝負のラーメンで、複雑ではないけれど、好きなラーメンでした。麺が変わっていて、乾麺を使っている珍しいラーメンです。いつも混んでいるラーメン屋です。釣りをして疲れている体にしみじみと醬油の味が染みわたるラーメンです。

 また、父が大学生の時から通った割烹居酒屋の「笹川」という店を紹介します。ここは自分達が住んでいる薬円台という駅の近くにあった割烹居酒屋です。店の主人は津田沼の「蘭亭」という有名店で修行して花板をしていた方で、その方が30歳くらいで始めた店です。父は出来てすぐに行き、ファンになり、27年間通い続けました。私も最後の数年間父と一緒に定食を頂いた経験があり、大変美味しく頂きました。この店は魚が美味しく、様々な魚介類を頂きました。父がその店で好きだったものは色々とありますが、カツオアジのタタキが一番のお気に入りでした。アジのタタキはオヤジさんが作る所を何度も見るうちに覚えてしまい、父は家で作れるようにもなりました。ここのアジのタタキはまずはアジを大名おろしで3枚に下ろしてから、中骨を包丁でVの字に切りとり、皮を切れ味の良い包丁でまな板の上でアジの身と皮の隙間に滑らすようにして剝ぎ取り、おろしたアジを切れ味の良い包丁で細く切り、大葉を細く切ったものとアサツキの小口きりを混ぜて、ショウガを添えて出す、というものです。切れ味の良い包丁で切るので、味の細胞を壊すことなく切るので、味が凄く良くなります。何度食べた事か・・・また食べたいです。

また、スッポンを初めて食べたのもここでした。家族・兄弟・友人を連れて店を紹介して、ファンになり通ってくれた友人も何人もいます。また、父の好きなカツオに関して、市場に出回る時期には常に仕入れてくれていて、何度食べたか解らないほど頂きました。大変お世話になったお店です。一度、今日のカツオは最高の物だよと言われて食べた事があります。その美味しかったこと。油の乗りが別格でした。カツオは捌いてみなければ良し悪しは解らないそうで、この日のカツオは捌いて味見をしてみると最高の物だったそうで、カツオが好きな父に食べさせたかった、と食べた後に言われて、その気持ちが嬉しかったと父がうっとりと話していました。食べ物は人を幸せにする、豊かにするものだと再認識しました。

 またある時店のオヤジさんと話をしていた際に、父が6月になるとアユが解禁になり、毎年6月には稚鮎を100匹ほど釣っていることを話すと、今度それを持ってくれば、てんぷらにして美味しく食べられるね、と言われたそうで、6月になり、稚鮎を釣って生きたまま店に持参すると、「こいつは凄いね」と言って全部てんぷらにしてくれたそうです。そして食べてみると本当に美味しい。食べきれないので、店にいた人にあげてくださいと言って店の客にも配ってもらうと、皆が凄くおいしいと言って、お礼と言って酒がお銚子で3本頂きました。好い思い出だそうです。       

 父は社会人になると、日本そばの魅力にはまるようになりました。当初はダイエットに昼飯を日本そばにしていましたが、今では父はそば自体が好きなので、外食では日本そばを第一に考えるようになりました。父が住んでいるのは関東なので、東京都には美味しい日本そばの店がたくさんあり、その中の父が通ったいくつかの店を紹介します。

 まず浅草にある名店の「並木藪そば」。ここはそば好きな人でならまず行ったことがあるであろうお店です。もりはざるをひっくり返して乗せてくるので、初めて食べた時には少し量の少なさに驚きましたが、今では慣れて、濃い目のだしの効いたつゆをほんの少しつけて食べるそばをつまみながら、酒を飲むことに親しみを覚えるようになりました。また、神田にある「まつや」は父の尊敬する小説家の池波正太郎先生が良く通っていた蕎麦屋で、ここは結構量があり、ここでも蕎麦屋での酒を楽しんでました。その近くの「神田藪そば」も大変美味しい蕎麦屋です。注文するとおかみさん? が注文を調子をつけて読み上げて厨房に通すというスタイルで、それを聞くのも楽しみの一つです。

また、「吾妻橋藪そば」も父が好きな蕎麦屋です。ここの主人は「神田藪そば」で修行をした方で、その味を受け継ぎ、メニューも色々とあり、ここで飲む酒も絶品です。この店は酒のつまみも色々とそろえており、父は山芋をすりおろしてワサビをつけて食べる「わさび芋」が好きで、行った際には大体頼んでいるそうです。これら東京都心にある藪系の蕎麦屋の特徴としては、つゆへのこだわりが上げられます。だしの効いた濃い目のつゆで食べさせるそばで、店によりつゆの味は異なりますが、どこの店に行っても楽しむ事が出来ます。つゆをそばにどっぷりと付けると辛くて食べられませんが、食べる前につゆの味を確認して付ける量を自分で加減しながら食べるのがたまりません。私の叔母が藪そばを食べた際に、そばのつゆをどっぷりと付けて食べてしまい、辛い!と言っていましたが、つゆをつけすぎると辛くて食べられたものではありません。その調整を自分でするのが、そばを食べる際の楽しみの一つでもあります。落語で、江戸に生まれた者が死に際に「そばにつゆをどっぷりつけて食べたかった〜」と言って死ぬというくだりがありますが、父の尊敬する池波正太郎先生は、「冗談を言ってはいけない。東京のそばはつゆを辛くしているので、食べる際にはそばをハシで少しつまんでそばの先を少しだけつゆに付けて食べなければ辛くてたべられるものではないんだよ」と言っていましたが、その通りだと思います。


父は以前、長野県の松本市に仕事で2年程住んていたことがあるそうで、そこでもそばをたまに食べたそうです。長野県はそば処だと期待していたそうですが、実のところそれほど美味しいそばには出会えなかったそうです。そば自体は美味しいのだと思いますが、父は、つゆがほとんどの店が弱いのだときっぱりと言います。美味しいそばに濃い目のつゆで付ける量を自分で加減して食べる東京のそばの食べ方に慣れてしまったからでしょうか? だから一度東京の蕎麦屋のつゆを持参して長野のそばを食べたいと父は強く言います。許されない事だと自覚していますが・・・でもやってみたいと今でも父は言います。

 また父は、木曽福島の街道沿いにある「くるまや」という蕎麦屋は美味しいと。つゆも味が濃く、そばが太目で噛み応えがあり、噛むとそばの香りがして美味しかったと言います。

 また、先日父に連れられて北海道の富良野という町へ行きました。ここはドラマ「北の国から」の舞台となったところで、そのドラマが好きな父の聖地巡礼としての旅に追従して初めて足を踏み入れました。その富良野で、ドラマに出てきた「小野田旅館」という蕎麦屋に行きました。ここのそばは量もたっぷりあり、そば自体の味と香りが深く、またつゆも私の好みに合っていて、大変満足して頂きました。もちろん父も美味しいと言っていました。

  また、最近では、父は夕方に「ゆで太郎」で2枚もりを食べることが多くなったと言います。父は現在都内でタクシードライバーをしているので、晩飯をたくさん食べると眠くなってしまうので、軽めに食べたいので、消化の良いそばを軽めに食べるようにしているそうです。ゆで太郎はチェーン店ですが、店によっては当たりはずれもあり、美味しい店とそうでもない店があります。作る人によるのでしょうか?ビックリするほどまずい店もあり、また、本格的だなと思わせる店もあり、様々ですが、父は自分が美味しいと思う店を選んで通っているそうです。今、父が美味しいと言う、ゆで太郎の店は、吾妻橋の交番の横の店と、小岩駅近くの店と、船橋の南口の店の3件あり、非常に美味しいと言っています。

また、父はここのつゆも結構美味しく、濃い目のつゆで、最後に蕎麦湯でつゆを割って食べることも仕事中の楽しみとしているそうです。そして仕事を終えて帰る途中の船橋の千葉街道沿いにある「ゆで太郎」では朝そば450円を食べることも楽しみにしているそうです。朝そばは、かけそばに生卵とかき揚げが通常ついてるのですが、父はかき揚げをわかめに変えてもらって食べることがほとんどだそうです。ダイエットの意味も含めて・・・。まずはわかめを食べて、それからそばをつゆだけを搦めて食べて、その後生卵をはしで割って混ぜて、つゆと卵を付けてそばを食べて、更につゆと卵とネギを一緒に食べる、という事を順番にしています。そうするとそばを食べる毎に味が変わり、味変を楽しむ事が出来て、幸せになると言います。ただそばを食べるよりもずっと幸せな気分になれると言います。色々と工夫がありますね。

 先日父は、富山へ食べ歩きをしに行きました。富山では、駅近くのビルの地下にある 「ちょい飲みあらさん」という店に行き、昼から飲み始めたそうです。そこでは、生ビールから初めて日本酒を8合ほど飲んだそうです。呆れます。やはり富山の酒は旨いし、また富山の食べ物が酒に非常に合うそうです。白エビの刺身ホタルイカの刺身に沖付け、そしてのどぐろの塩焼き。最高だったそうです。そんなつまみがあれば父の酒が進むのは当然のことです。ただ、店の人も驚き、あきれ気味に店の酒ほとんどの種類住みましたねー、と言われてこれからは美味しかったのを注文してくださいと言われてしまったのもいい思い出だと言います。

 以前父が勤めていた会社には全国に営業所があり、本社で会議が度たびあり、そこに富山営業所からも人が来ます。そこで富山県の人がよく「築地の魚は美味しいと言われるけど富山ほどではない」と言っているのを耳にしたそうです。父はどちらが美味しくともどちらでもいいと軽く思い、ただその時にはそんなに富山の魚は旨いのかな・・・と漠然と思った程度だったそうです。が、富山を訪れてみて、その意味が初めて分かったと言います。富山湾で取れる魚は本当に最高で、新鮮で、富山で食べるには近い漁場で取れるので鮮度が違います。白エビに関しては、エビの中でも最高に甘いエビだという人がいるが、その通りだと父は言います。本当に最高に美味しかったと言っています。お父さん、今度は私も連れて行って下さいね。

そして夜は予約していた「吟魚」という店に行ったそうです。この店は人気店で、予約が取れない店として有名で、5時から7時までの2時間だけおひとり様なら、という事で、予約が取れたので、訪問したそうです。お刺身一人前850円を頼んだそうですが、全ての魚が美味しく、地元の富山湾で捕れる新鮮な魚を使っているようで、鮮度が抜群とのことでした。

また、地元で捕れる香箱カニも美味しく頂いたそうです。またタコのふわふわ揚げという新鮮なタコをすり身にして上げたものが非常に美味しかったと言っていました。とにかく大満足の富山の食べ歩きでだったそうです。

 父はその後には、富山駅から5分くらいのところにあるラーメン「一心」に行き、富山のラーメンを食べたそうです。よく食べますね。ここも非常に美味しい、ラーメンで、スープが黒いのが特徴で、少ししょっぱい感じでしたが、飲んだ後には最高だったそうです。

 父の富山の2日目は、富山駅の駅ビルの中にある「すし玉」という寿司屋に行ったそうです。ここは超人気店で行列が絶えない店で富山湾で取れた魚を7種類使って握る「かがやきセブン」というセットを食べたそうです。画像の左から のどぐろ・甘エビ・カワハギ・ズワイガニ・ブリ・ホタルイカ・白エビという豪華さでした。 地元富山湾で捕れる最高のネタを寿司にしていて、これで1800円です、大変お得だと思います。大変美味しく頂いたそうです。勿論酒も頂きました。最高の富山の父の食べある記でした。

 先日、父は友人に誘われて、中野で飲もうという事になり、中野のとっておきの店を予約しておくから、といわれて期待していたそうです。というのは、その友人と父とは40年来の付き合いで、父と同じく酒を生涯の友としている飲んべえで、その友人の「とっておきの店」というからには、期待度100%となります。中野の北口を出て、ごみごみした道を3分ほど歩くと着きました。「第二力酒造」という店です。外観はあまりきれいではないですが、中に入ると飲んべえの父には期待が持てる中の感じだったそうです。そして頼んだのはほとんど友人に任せたのですが、父の好みを知り尽くしているので間違いが無いです。カツオの刺身尾長鯛の刺身豆腐を魚の煮汁で煮付けた豆腐煮マツタケの土瓶蒸しなど酒が進まないわけはありません。他にもいろいろと頼んだそうですが、どれも大変美味しかったそうです。結局日本酒を7合ほど飲んでしまい、さらに2件目もはしごして、深酒の日になったそうです。大満足の父とその友人でした。

 また色々と美味しい店を紹介していきます。

また、その友人に教えてもらい、父は土佐の高知の居酒屋に行きました。父はカツオが大好きなので、一度は高地に行かねば、と義務感すら感じていたそうですが、ついに高知に足を踏み入れました。高知では、カツオ三昧でした。そして友人に教えてもらった店は、「土佐満福料理ひとすじ」という店です。土佐の高知のはりまや橋から5分ほどのところにある店でした。ここは当地の食べ方を尊重して店のお勧めのカツオの塩タタキをまずは頂きました。カツオ を藁で焼き、表面に塩を振ってタタキ、それに輪切りのニンニクを添えて出したものを頂きました。カツオにニンニクはよく合います。酒のあてに最高だったそうです。また、高知で捕れた魚の刺身の盛り合わせで酒を飲み、ウツボのから揚げアユの塩焼きで酒を飲み、最高の夜だったそうです。店には客は私しかおらず(コロナ渦)のため、店のオヤジと話をしながら店にある日本酒を1合ずつ飲んでいったのですが、最後にはすべての銘柄を飲み尽くし、あとはどうしますか?と聞かれたときには、9合を飲んでいたそうです。再度飲みに行きたいと言っています。今度は私も連れてって!

 2024.4.20日 

今日は食べある記ではなく、家で超簡単に作ったみそ汁を紹介したいと思います。玉ねぎ1個を細目に切って、鍋に入れ、水を500ccほど入れてここから上にあったサバの水煮缶を汁も一緒に鍋に入れます。材料はそれだけ。鍋が沸騰してから10分ほど煮て、味噌をお玉に半分くらいを解き入れて完成。びっくりするほどうまかったです。鯖缶の味が出しになって、玉ねぎといい具合に調和していました。画像も取り忘れてしまいましたが、本当に美味しいみそ汁です。

2024.4.28

昨日久しぶりに父は津田沼駅近くの蕎麦屋 志な乃に行き、つまみと蕎麦で一杯やってきたそうです。つまみが増えていて、刺身もメニューに加わり、ここで飲んでいる人 が増えたような気がしたそうです。昨日頼んだメニューは刺身2点もり(真鯛とマグロ) 、そらまめほうれん草のおひたし、稚鮎の天ぷら!! せいろと(そば)と酒を4合ほど。大変贅沢な酒でした。そらまめと稚鮎が絶品でした。また行きたいと言っています。

 

先日の5月6日、大学の仲間4人と船橋で飲もうという事になり、船橋の人気の居酒屋で飲むことになりました。「増やま」という居酒屋で安くて料理の種類も色々とある超有名な所です。コールデンウイークの終わりの日なので、混んでいるかわかりませんが、とりあえずオープンの時間に合わせて店の前に集合という事になり、10分前に集合すると、もうすでに20人ほどが並んでオープンを今か今かと待ち構えています。その後に並んで待っていると続々と待ちの列が伸びてきます。ゴールデンウイークに居酒屋で飲みたい飲んべえが集まったのでしょう。私たち女4人のグループも含めて40人ほどが並んだところでオープン。続々と客が中に入っていきます。店には我々は何とかテーブル席に座ることができましたが、入れなかった人たちもいます。やはりこの店の人気は凄まじいものがあります。

 この店は千ベロ(千円でベロベロに酔う事ができる店)の聖地の船橋でも指折りの名店?で、食べ物は安いし、酒も安くて種類も多いです。他では見かけない酒のトッピングが有ります。しかし、ゴールデンウイークの最終日にこんなに混んでいるとは予想していませんでして。ただ、我々も同じように来ているので、文句はありません・・・座れましたし。そして生ビールを注文。喉はカラカラで、ごくごくと飲んでしまいまいした。そして食べ物の注文ですが、店の人もいきなりの50人の客からどんどん注文が来るので、ひどく忙しい模様です。それでも気合を入れて煮込みを4個注文→肉豆腐を4個注文から始まり、カツオの刺身イワシの刺身ハムカツ紅ショウガの天ぷら、他色々(覚えていません)を注文して食べ、かつ酒も飲みたいものを頼んでいきました。2時間ほどいたでしょうか、我々は満足して会計をしました。4人で18000円程一人4000円位。これはこれだけ飲んで食べて破格の安さと言っていいと思います。大満足の増やまでの飲みでした。こんなゴールデンウイークも良いな、と思いました。

2024.5月 父の記 そらまめ 空豆

 私の家では家庭菜園をしています。今年の春は、去年の11月に植えた空豆とグリーンピースが食べ頃です。空豆はほとんど毎年植えています。というのは、私は豆類が大好きですが、家で育てて、獲れたての空豆をすぐに茹でで食べると、売っているものとは全然味が違います。風味も全然違います。そして皮まで柔らかいので、食べる事ができ、それも少しの苦みがあって、空豆本来のうまみと甘味を味わっているところに皮のほのかな苦みが微妙に美味しく感じられて、大変幸せに感じます。これが私の春先の楽しみの一つとなっています。売っている空豆も美味しいと思いますが、獲れたてゆでたては繰り返しになりますが味と風味が全然違います。そして茹で時間も普通鮮度がいいもので、1分位ですが、獲れたての空豆は30秒も湯でると皮まで柔らかく美味しくなります。それでビールで一杯は最高です。ごちそうさまでした。

 

 2024.5.21 父の記

今日の夕飯は仕事中なので、腹にもたれない「ゆで太郎のもり蕎麦 2枚もり」を食べました。相変わらず美味しい。私が食べるのは、墨田区の吾妻橋交番の隣にあるゆで太郎で、私が美味しいと感じている店の一つです。そこで2枚もり680円を食べるのが仕事中の楽しみとなっています。ゆで太郎のつけ汁は東京風に濃い目なので、どっぷりと付けて食べると辛くなってしまうので、自分でつける量を調整しながら食べるのが好きです。そして音を立てて啜り込むように食べるのが、そば好きの食べ方です。はじめはワサビをつけないで食べ、途中からワサビを効かせて食べるのがたまらなく美味しいです。最後には余ったつゆとネギとワサビで蕎麦湯を楽しむのが最高です。幸せな気分にして頂きました。ごちそうさまでした。

 2024.6.3  父の記

 

昨日は銀座に芝居を見に行きました。初めての新橋演舞場で「熱海五郎一座」をみて楽しみました。 最高でした。その前に銀座で腹ごしらえをしようと、蕎麦屋に行きました。銀座5丁目の長野県のアンテナショップが1階にあるビルの3階にある「真田」という店です。11時にオープンなので、開店と同時に入ったのですが、すごく落ち着いた感じの店で一番奥のテーブルに案内されました。店内には私一人でした。もり蕎麦の大盛を頼み、店内を色々とみていると、色々な種類の酒が置いてあり、ここで酒を飲むのもいいなあとしみじみ思いました。

頼んだそばが来て、食べてみると、そばの香りがすごくいい。腰もあってこれぞそば! という感じだ。美味しかった。ただ、長野の蕎麦屋にありがちな、つゆが弱いのである。そば自体は本当に素晴らしいので、本当につゆがもっと濃かったらと考えると少し残念である。でもまた来ようと思った。

その後、新橋演舞場で熱海五郎一座の芝居を観ました。三宅裕司立ち上げの劇で、伊東四朗と松下由樹が今回の主演の芝居でとても面白かったです。

私は新橋演舞場へは初めて足を運びました。場所はタクシーで客をお連れしたことは何度もありましたが、自分で芝居を観るのは初めてで、少し緊張しました。が入ってみるとリラックスしてみる事が出来ました。お笑いの芸人たちや役者さんや女優さん達が演技をしているのを見て、すごく楽しいお芝居でした。

 そのあと帰りにタクシーを拾って東京駅に行ってもらいました。銀座の三原橋交差点で乗り、東京駅八重洲まで、800円の乗車でした。

それから津田沼に帰り、志なので酒を飲みましだ。冷酒600mmとマグロとホウボウの刺身と稚鮎の天ぷらを食べました。特にこの時期の稚鮎の天ぷらは大変美味しい。はらわたのほろ苦さと身の美味しさの調和が最高でした。

 父の記 熊本にて

 以前熊本に転勤になった友人を訪ねて、初めて熊本に足を踏み入れました。熊本に行くのに直行便が取れなかったので、沖縄の那覇空港経由で熊本空港に踏み入れました。途中経由の那覇空港では、空港内にある地魚が食べらる寿司屋に行き、食べたのですが、大変美味しかったです。また、熊本では1泊目は焼き物が美味しい居酒屋に行きました。すべてが美味しかったが、特に美味しかったのは、アユの塩焼きでした。香りのよい鮎を炭火で焼いたアユは内臓がスイカのような香りがして、大変美味しかったです。そして2日目には友人たちが接待で使うという、料亭に連れて行てもらい、その料亭の料理を堪能しました。地元の良い酒で色々と食べたのだが特に美味しかったのはクエの刺身とマツタケの土瓶蒸しが最高でした。ありがとうございました。

2024.8.3

本日は朝飯にすき家に行き、ウナギュウ丼を食べました。普段はゆで太郎で朝そば450円を食べるのですが、本日は風邪気味で精をつけようとウナギを食べることにしました。明日に剣道の4段審査が控えているため、もあります。すき家のウナギは初めてではありませんでしたが、大変美味しく感じられました。ただ、ご飯が硬い感じで、牛丼のご飯としてはいいのでしょうが、ウナギには少し硬すぎる感じがしました。でもウナギ自体は本当に美味しかったです。

 食べかけの画像ですみません。食べる前に取ればよかったのですが、がっついていて、来たらすぐに食べ始めてしまいました。途中で落ち着いたら、気づいて画像をとってみたらこんな感じの体たらくです。すみません。でも美味しかったので、大口を開けて食べた口の跡がウナギについています。本当に美味しく頂きました。すき家さんごちそうさまでした。

8月某日

 友人の高田と飲もうという事になった。8月のある旗日だったので、高田が店を予約しておくと言ってくれたので、期待していると、小岩の私のよく行く「けやき」という店であった。この店は酒の種類も豊富で、酒の肴もいいネタを出してくれるので1年ぶりだが楽しみだった。

店の外観。なかなかの店の面構えでやる気に満ちている。昼の2時に待ち合わせをして飲んだのであるが、店はほとんどの席が埋まっていて、予約をしてきて良かったとつくづく思った。そして色々と頼んだのであるが、カツオ・アジ・せろり・山芋・枝豆等どれも大変美味しく頂いた。

このアジは店の水槽で泳いでいたもので、新鮮なのだが、あまりうまくはなかった。アジなどは締めて地を抜いたものを一日程度冷蔵庫で寝かせた物の方が旨味がある。他はどれもこれも旨かった。

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この魚のアラ煮は最高でした。

2024.12月

 家の近くに魚が安くて美味しいスーパーがあり、そこで先日買い物をしていると、アオリイカがお刺身用として売っていました。値段が何と1匹で360円。小さいけれどイカの王様と言われるアオリイカなので、驚きでした。店員さんにこれ安すぎじゃない?と聞くと、小さいですから、と言われました。これ捌いてくれますか?と聞くと、もちろんです、と言って皮も取りますか、と言われたので、お願いします、というと、奇麗に皮まで向いてくれて、家で細く切るだけで美味しく頂けました。鮮度がよく、イカの王様と言われるだけあって未が非常に甘く、本当に美味しかったです。

 また先日そのスーパーで今度はヤリイカが刺身用として、2匹で380円で売っていて、それも捌いてもらって、家で細く切って食べたのですが、それも実が甘く、美味しく頂きました。イカは鮮度が良い物は実が甘くて本当に美味しいです。

なんか得した気分です。ごちそうさまでした。


コメント

“私と父の食べある記” への1件のコメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
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